2012年に買って良かったCD

今年も約60枚ほど購入したのですが、その中でも特に良かった物、5枚ほどについて。




1枚目。でんぱ組.inc「キラキラチューン/Sabotage」。

タイトル曲のキラキラチューンの作詞が meg rock というだけで購入した1枚。
…なんだけど、なかなかどうして、これが個人的好みにドストライクな、ガールズPopのお手本のような1曲でして。
まずはとにかく、YouTube公式チャンネルのPVを御覧くださいな。

作編曲はORITOという方なんですが、まるで meg rock 本人の作編曲なのでは?っていうくらい、ポップ且つちょいロックな仕上がり。
特にサビの高揚感が素晴らしい。
c/w曲を聴く限り、この王道Pop路線は、彼女たちの本来の作風とはちょっと外れてるのかもなー、とも思うのですがね。
しばらくは、新譜等もチェックしとこうと思います。




2枚目。中島愛TRY UNITE! / Hello!」。

TRY UNITE!/Hello!(初回限定盤)(DVD付)

TRY UNITE!/Hello!(初回限定盤)(DVD付)

前作の「神様のいたずら」もなかなか良作でしたが、この「TRY UNITE! / Hello!」は、間違いなく現時点での中島愛最高傑作だと思う。
ラスマス・フェイバーのハウスサウンドとまめぐの歌声の組み合わせが、ここまでイイとは正直予想外でしたね。
(現に、TRY UNITE!を初めて聴いたのは、まめぐのFCイベントでの生歌唱だったのですが、その時はあまりピンと来なかったんですよね。)
そして、北川勝利プロデュースの両A面のもう1曲「Hello!」。
この曲は、CD版も良いんだけど、「TRY UNITE!」とは逆にライブ映えするんだ。これが。
ポップなメロディに、まめぐの良い意味でアイドルっぽいヴォーカルが程よくマッチしてます。
この2曲は2ndアルバムにも収録されているのですが、3曲目の野宮真貴コーラス参加の「パンプキンケーキ」も込みで、シングルの方が1枚のCDとしては好きですね。
正直、マクロスF後の、いわゆる脱・菅野の後に、まめぐがこういう1枚を出してくれた事が素直に嬉しいです。




3枚目。YUKI「プレイボール / 坂道のメロディ」。

プレイボール/坂道のメロディ(初回生産限定盤)(DVD付)

プレイボール/坂道のメロディ(初回生産限定盤)(DVD付)

「坂道のメロディ」。
上で、脱・菅野が云々と書いておいてナンですが、まさかのYUKI菅野よう子のコラボレーションですよ!
もうね。客観的な評価とか糞食らえで、脊髄反射的に殿堂入りです。はい。
まあ唯一に近い難点をあげるなら、通常のバンド構成のライブだと盛り上がり難いって事かな。
その辺やっぱり、菅野曲はいろんな意味でハードルが高い。
いつの日か、「The Present」みたいなフルオケを背負ってのライブがあれば、ぜひ演って頂きたい。
逆に「プレイボール」は、いつものお馴染みのYUKI曲って感じで、正にソロデビュー10周年の年にリリースされるに相応しい1曲。
特に “どうやら またも 三振したみたいだ” で終わる歌詞が、実にYUKIらしいなと思うわけです。




4枚目。LiSA「LOVER"S"MiLE」。

LOVER“S”MILE【BD付・初回生産限定盤】

LOVER“S”MILE【BD付・初回生産限定盤】

去年購入したシングル「oath sign」(例によって meg rock 作詞曲の「ナミダ流星群」につられて購入した)が、すごく良かったので、引き続き購入した1stアルバム。
個人的に、長らく切望していた、“エモいロック曲を歌う、甘めのヴォーカルの女性アニソンシンガー”。
この人の歌の何が好きなのかって言うと、良い意味で、あまり余裕の無い歌い方をする事。
言い換えると切羽詰まったような、非常にエモい歌い方。
Tr.10の「ジェットロケット」の2番サビ部分とか。
こういう事を書くのもどうかなと思うのですが、実はこのポジションのアーティストとしてはMay'n部長に期待を寄せていたのですが、彼女の場合どうしてもR&B的な要素が入ってくるので、ちょっと違うなー…とずっと感じていたのです。
あと部長の場合、歌上手すぎて、全然切羽詰まった感じはしないし(笑)
そういう意味では、ちょうどセットで売りだされている(?)藍井エイルも良いセン行っていると思うのですが、やっぱりLiSAの方が泥臭いバンドを背負ったライブの光景がより似合うというか。
今一番ライブに行ってみたいアーティストでもあります。




5枚目。堀江由衣「秘密」。

秘密(初回限定盤)春夏

秘密(初回限定盤)春夏

満を持して。個人的には間違いなく2012年のベストCD。
いや、自分でも、ここに来てほっちゃんのCDにここまでハマるとは思いませんでしたよ…。
全14曲中、既存シングル曲が5曲と、昔ながらのJ-Popアルバム的な作りなんですが、とにかくアルバム全体の「秘密」というテーマでの統一感が素晴らしい。
間違っても、DAPで曲順をいじって聴きたくはないアルバムです。
そんな統一感の骨子になっているのは、間違いなく、あさのますみ作詞のタイトルに「秘密〜」と付く3曲。
あさのさん、良い仕事してます。
そしてこのアルバムを語る上でやっぱり外せないのが、清竜人プロデュースの2曲。特に「CHILDISH♥LOVE♥WORLD」は、清竜人によるほっちゃん愛が溢れていて、いっそ清々しい。
参考文献:堀江由衣 (3/5) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
実はこのアルバム、マスタリングが近年の坂本真綾でもお馴染みの川崎洋に依る物だって事も、私が気に入った理由の一つなのかもしれません。
氏のマスタリングは、どちらかというと歌い手のクセや歌声の生々しさを、結果的に緩和させるような方向に持って行く場合が多く、特に菅野よう子時代の坂本真綾ファンの中ではあまり好きじゃないという意見も見聞きしたりするのですが、良く言うとフラットに、悪く言うとのっぺりとした歌い方をするほっちゃんに関しては、個人的には当たりだなと思うのです。





というわけで、2012年の更新おしまい。
来年も良い音楽に巡り会えると良いなあ。