なぜか今更「フルメタル・パニック!TSR」視聴

しかも2日間で全話一気観。
いやはや、中盤以降がかなりの鬱展開な所為もあり、続きが気になって気になって、視聴が止まりませんでした…。
元々、原作未読、過去のTVシリーズも未視聴だったのですが、スパロボJの影響も有り、前々から何となく興味は持っていまして。スパロボでTV無印版のあらすじは予習済みだし、原作短編ベースの「ふもっふ」は本筋とはあまり関係無い(つか、自分的に最も惹かれる要素であるAS戦が皆無)とも聞いていたので、特に評判の良いらしいTSRから観てみようかなーと、ふと思い立った訳なのですが。
版権スパロボの次回作辺りで参戦しそうな予感もしますしね。


で、観終わった感想なのですが。
AS含むメカ戦闘は全編通して鬼のようなクオリティだし、演出は丁寧だし、作画は美麗だし、R15の所以であるエログロ描写の使い方も上手いし、脚本・構成も原作者がキチンと監修しているらしく(原作未完なので最後まで投げっぱなしの伏線も多いのですが)良くまとまっているし。
こりゃ評価高いわけだわ…。やっぱり京都アニメーションは凄いな。
特にAS戦の描写は素晴らしい出来で。1話のアーバレスト単機での敵軍包囲網突破パートや、8話のアーバレスト VS M9ファルケ(黒)、最終話の VS ヴェノム5体 辺りの出来には震えましたよ。


同じく元媒体がWOWOWで、下手なOVAより出来の良いミリタリー&メカアクションモノ という事で、何となく攻殻SAC(特に2nd GIG)を彷彿とさせる作品ですね。中盤〜終盤にかけての思いっきり鬱展開 ⇒ ラスト一気の形勢逆転での心地良いカタルシス という構成も、2nd GIGと共通ですし。もちろん根底がラノベ原作の冒険活劇か、根っからのシリアスモノかという物語性の違いはありますが(最も顕著な違いは、最終話まで観終わった後にフルメタTSRの場合はすっきり爽快、攻殻SAC 2nd GIGの場合はどこか陰鬱感が残る、というところかな)。


なんか最近の自分的ラノベ熱再燃(と言っても、今のところは谷川流作品限定ですけど)と相俟って、このまま原作文庫に手を出してしまいそうな気分です。