ゼーガペイン 第24話

アルティール＆ガルダ VS マインディエの激闘、シマとの別れ、次々に消えていくオケアノスのAI達、文字通り捨て身で時間を稼ぐルーシェン、そしてAI達が遺してくれた最後の力 ＝ 積層化QLを得てマインディエに挑むアルティール。
今回の話の流れを羅列すると、それはもう熱ーい展開に思えるのですが、実際は、僧（シマのオリジナル）そしてルーシェンのぶっとび言動のお陰で、なんだか妙に釈然としない印象のエピソードになってしまいましたね…。
マインディエはマジでカッコイイ。多重影分身（？）による全方位ホロニックスピア突撃とか、いかにもスパロボ映えしそうな攻撃ですな。
そんな絶体絶命のピンチで「有り得ねぇ！」といういつもの口癖を叫ぶキョウですが、何が”有り得ない”って、そんな緊急時にコンソールを放り出して、後ろからメインパイロットに羽交い締め（あててんのよ？）を敢行するカミナギが有り得ねーよw
そして問題の、ルーシェンのガチホモカミングアウト。
確かにそれっぽい描写は今までも多少ありましたが、流石にチュウはやり過ぎだろ。今回の話だけで一気に言動が飛躍しすぎ。メイウー的には「あなたはソゴル・キョウになりたかったのね」と言う事らしいのですが、当のルーシェンは「オレはキョウを守っている。良いコンビだオレ達は。そうだろキョウ！」ってな感じで一人危ない妄想に陶酔してる感じだし。狙ってBLっぽく見せているだけなのか、本当にルーシェンというキャラはそっち系なんだよって事なのか、制作者側の意図が良く分かりませんな。
で、もっとマイペースで迷惑なキャラが、シマ司令のオリジナルこと僧。
「見せたい物がある」とか言って、ルーシェンの援護に行こうとするキョウ＆カミナギをダラダラと引き留めた挙げ句、出てきたのは雪に埋もれた単なる花と「色即是空。空即是色。」とかいう宗教トーク。一応、キョウ（と言うか、シマが導いて来たセレブラント達）を試したかった、という事だと思うのですが、視聴者的にはキョウと全く同意見で「めんどくせーよ！バーカ！！」って感じですな。お陰でルーシェンは瀕死だし。
公式HPによると最終話のサブタイは『森羅万象（ありとあらゆるもの）』らしいので、そっち方面の前フリっていう意味もあるのかもしれませんけど…。
打って変わって、AI達が消えながらも積層化QLを転送し、EDを挟んで、それを受け取り飛び立つアルティールで引き、というラストの流れはかなり良かったです。
ほんと今回は、観ていてすごく良い部分と微妙な部分が混在する、ちぐはぐな構成・演出の回でしたねえ…
次回は舞浜サーバー内での決戦。
トミガイやハヤセ達も最後の最後で参戦？（ハヤセの中の人はやっぱり交替か？）
予告を見る限りだと、素晴らしい燃え展開が期待できそうですが、はてさて。