ゼーガペイン 第25話

今回もOPでキャスト表示。前回お亡くなりになったはずのオケアノスのAI達がしっかりと載っていて、要するに今回バリバリ復活しますよっていうネタバレの洗礼ですな（実際はジフェイタスに乗っ取られて、敵役としての復活ですが）。ちゃんと名前がIIに（フォセッタのみ元々IIだったので今回でIIIに）なってるのが芸コマ。
ちなみにハヤセは代役じゃなくて、ちゃんと神谷浩史氏でしたね。セリフ録り貯めてあったって事なのかな？（もしくは既存セリフの使い回し？）

舞浜サーバ内で大暴れのマインディエの前に、アルティールが間一髪現れて皆を守るって展開は、ベタですが燃えますね。
不思議バリアで敵の攻撃から生徒達を守るセレブラントの面々ですが、これは彼らが「サーバーのコントロールや不可視のデータにアクセスできる特権を得た存在（公式HPより）」だから成せる業っていう理解でOK？要するにサーバー内ならばセレブラントは割りと無敵って事なんですかね。

キョウ自身も「守りながら戦うのがこんなに難しいなんて」と言っていますが、一般人も巻き込んだ市街地戦（で正しいのか、この場合？）はこれが初めてな訳で。この作品では今まで無かった、ロボットアニメとしては王道シチュエーションでの戦闘なだけに、なかなかの爽快感。

シズノの正体は、大方の予想通り人間としての”元”を持たない人工幻体。
ここまで引っぱってきた割りには、あっさりとしたネタ明かしだなあ。とにかくシズノ先輩はリザレクションシステムで現実の人間になる事も不可能っと。
寝返りAI達はこのシズノの正体の他、デフテラ領域の正体やら、いろいろ喋ってくれますが、何だか前回の感動的な展開が台無しじゃないですかね、これ？w

今回の戦闘パートも、お世辞にもあまり多くない枚数のCG絵のパターンの中、動きの組み合わせやスピード感で上手く工夫されていて、かなり満足できる出来だったんですけど、シンとアビスの最後だけがやや不満。半覚醒したトミガイやハヤセ達からの予想外の抵抗を受けて、半分錯乱状態にあったって事なのかもしれませんが、それにしてもあっけなさ過ぎ。この2人は最初マシン語（？）しか喋らなかったのが、途中で急に饒舌キャラになったりで、明らかに作中での設定に一貫性が無かった気がするし、全体的にキャラの掘り下げが足りてなかったよな。どうやらXBOX360版第2弾の「NOT」は主人公が復元者（？）のようなので、その辺についてはそっちで補完って事なんですかね。

舞浜サーバーを持ち帰り、地球でリザレクションシステムを完成させるため、だれか一人が先行して”人間”に復活する必要がある。で、当然のように、その役目はキョウが担うことに。正に主人公特権？この辺は正直展開早過ぎとも思いましたが、別れのキスで感情が戻るカミナギとか、セレブアイコンが消えて復活するキョウとか、肉体が復活したキョウと幻体のシズノはもはや触れ合えないとか、その辺の細かい演出＆描写は流石。ラストでキョウがシズノに言った「全部思い出したから」っていうのも、復活の賜って事なのかな？

次回いよいよ最終話。
マインディエも登場するみたいですがパイロットは？