混乱っぷりは似てるけど、ADSLの時と違うのは、実は全く安くないって事

http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/31744.html

「店頭での一括販売価格が50,000円や70,000円と高額なのはなぜか?」との質問には、「他社も実際には同じような仕入れ価格となっているが、これに奨励金を与え、業界の習わしで値引き販売している」とインセンティブを説明し、「我々もかつてボーダフォン時代にやっていた。今回の新スーパーボーナスは我々の実質的にかかる原価を2年契約とすることで24回分割払いとし、その代わり、24カ月の間は端末価格のほとんどを基本料から値引きする。実質負担は主要機種で全くの0円」とした。
新スーパーボーナスでは、インセンティブの支払いが無いかのような孫氏の発言だが、これに「インセンティブが無い0円の商品を量販店が売ることはありえない」と反論すると、同氏は「事実上の奨励金は我々も他社と同様に支払っている。販売店はこれまで通り1本あたり(1契約あたり)の利益が出ている」と前段のインセンティブの話とは食い違う発言をした。

分かり易いのは、現状のソフトバンクでの機種変更価格。
機種や店舗によって多少のバラツキはあるだろうし、SB全体としての方針も日々変わっている可能性大ですが、先週末にいくつかの量販店でチラ見した感じでは、1年超2年未満のユーザーの機種変で、だいたいの端末で実質1000円/月前後の月賦が発生する様子*1。つまり1000×24ヶ月で総額2万4000円也。要するにドコモやauの一般的な機種変価格とそう大差無い訳ですよ。そりゃインセンティブ制度も端末原価も何も変わりはないんだから、当然の話ではある。
問題は、それなのに、ユーザーに27ヶ月縛り*2というリスクだけ新たに背負わせるカタチになっている、と言う事なのですよ。
それで「日本の端末価格を安くしたかった」みたいな虚言を堂々と謳ってるんだから、凄いよなー。

*1:実質月賦も0円になるのは、中位以下の端末を”新規”契約した場合のみ

*2:新スーパーボーナスを途中解約(機種変)すると、通常のローン残高に更に「2〜3千円×残り月数」分上乗せされた割り増しローンが、結果的には残る