Lantis presents“twilight listening party vol.3”へ行って来た

ランティス所属アーティスト達によるライブイベント、TLP vol.3へ行って来ました。
今回の参加アーティストは、marble、eufonius伊藤真澄美郷あき、の4組。

【marbleパート】
M01:青空loop
M02:虹色ハミング
M03:空中迷路
M04:芽生えドライブ
M05:流星レコード


eufoniusパート】
M06:turning world
M07:Idea
M08:白い箱庭
M09:遠い夏空
M10:リフレクティア


伊藤真澄パート】
M11:MELODY
M12:One Drop
M13:おうちがいちばん
M14:家路 (with riya
M15:空耳ケーキ


美郷あきパート】
M16:I lost the place
M17:feel it
M18:BLOOD QUEEN
M19:disarm dreamer
M20:sad rain

一番手はmarble。
生で聴くのは今回が初でしたが、インディーズ時代も入れると活動歴も結構長いだけあって、さすがにライブ慣れしている感じ。歌も演奏もMCも、安定感がありましたね。ちなみにMCの内容の大半は、いつもの(?)夫婦漫才。
芽生えドライブ」を生で聴けただけでも、今日の目的の何割かは達成出来てしまったような気分に。あー、やっぱ良い曲だな、これ。
「空中迷路」と「芽生え〜」では、間奏でmiccoが鉄琴を叩いたりしてたんですけど、その小さなバチを握ったままマイクを手にする姿が、なんだか無性に可愛らしゅう御座いました。
ラストの「流星レコード」は新曲?直前のMCで「ひだまりスケッチ×365でもEDを担当することになりました」と言っていたので、この曲がそれって事なのかな。明るいメロディのギターポップな一曲で、こちらもなかなか良さ気。



続いて、個人的な今日の本命、eufonius
eufoniusがちゃんとした生バンドを率いて演奏するライブって、少なくとも自分は初めて。いつもは、kiku演奏の一部シンセのみが生で、後は基本的にカラオケ音源っていうのが常でしたから。
ちなみに今日のバックバンド構成は、基本はギター、ドラム、ベースのシンプル構成。これにmarbleの場合は菊池さんが居るのでギター×2になったり、eufoの場合はkikuのシンセが加わったり、美郷さんの時はサポートでキーボードも加わったり。バンドメンバーは正直うろ覚えなのですが、ギターは嘉多山信氏でした。最近、ほんと遭遇率高いなあw
そんなこんなで、曲演奏の方は、随所に散りばめられたバンドアレンジも新鮮で、期待通りの出来。
そしてriyaの歌。こちらも(自分が聴いてきた中では)過去最高だったんじゃない?というほど良かったです。2曲目の「Idea」辺りまでは緊張からなのか、恐る恐る歌っている感じも受けたのですが、軽くMCを挟んでからの3曲目以降は、かなりしっかり歌えていたと思います。ただ、終始目線を足下(のカンペ用モニタ?)に落として歌っているという印象だったので、次回以降はもう少し、オーディエンスに向いたパフォーマンスをして頂ければ、もう文句無しなんですけどねー…。
3曲目「白い箱庭」は、今月末発売予定の自主制作アルバム「メトロクローム」からの新曲。まさかランティス主催のライブイベントで、自主レベール曲をやってくれるとは思っていなかったので、これは嬉しい誤算。しかもこの曲、中盤まではいつものピコピコエレクトロなeufo曲という感じなのですが、終盤でメロディだけはそのままに一気に転調、しかもバリバリのギターロック調に!という、素晴らしく変態的な内容(褒め言葉)。こりゃCD発売が俄然楽しみになってきましたよ。
それにしてもkikuの演奏姿は、相変わらず浅倉大介風で、妙に古めかしいなw



三番手は伊藤真澄女史。
3曲目までは全てピアノ一本での弾き語り。MCもこなれていて、流石の貫禄。
後半2曲では伊藤善之*1がギターで参戦。
なかなか凄いものを見た気がするのですが、もしかして伊藤真澄ライブでは良くある事だったりするのでしょうか?
ただこのギター、エレキだったんですけど、微妙に曲と合っていなかったような…。特にラストの「空耳ケーキ」はちょっと酷かった。せめてエレキじゃなくてアコギだったら、もう少しマシだったような気も…。
4曲目「家路」はriyaとのデュエット。
この二人のデュエット自体は、なかなか息も合っていて良かったですね。



ラストは美郷あき
こちらはね、もう観客の方も含めて手慣れた感じで、終始いつものノリだったんじゃないかと。(まあそんなに言うほど、この人のライブに参加したことがある訳じゃあ無いんですけど。)
そんな中で、ちょっとグッときてしまったのが、2曲目の「feel it」。こりゃ、良い曲だ。
BLOOD QUEEN」みたいなアッパーな曲も良いですけど、個人的に美郷さんの曲は、こういうスローでメロディアスな曲の方が好きかも。ただ、同じスロー系でも、新曲の「sad rain」の方はイマイチな気がするので、なかなか一概には言い切れない部分もあるのですが。



アンコールは、全出演者が一言ずつ挨拶するのみで、曲は無し。
うーん、TLPはvol.1以来の参戦でしたが、今回は参加アーティスト同士のコラボ企画も、riya伊藤真澄のデュエット1曲のみだったし、その辺はちょっと消化不良気味かなあ。
marbleとeufoでのセッションとか、当然やってくれるものと期待してたんだけどなー…。
あと、個人的に今回不満だったのが、ちょっとでもアップテンポな曲には、無理矢理にでもクラップを入れようとする客が多かった事。「芽生えドライブ」や「Idea」でクラップってどうなん?と思うわけですよ。あくまで個人的な意見ですけどね。

*1:真澄さんの旦那 兼 音楽プロデューサー 兼 株式会社ランティス代表取締役副社長