ガンダムUC 第1話を観てきた

世間での公開から一週間遅れではありますが、ガンダムUC 第一話をシネプレックス幕張で観てきました。


以下、若干のネタバレ有り。





散々各所で感想等も上がっていますが、絵も声優陣の演技も、文句無しのクオリティ。
特にMS戦の描写の濃密さは素晴らしいの一言。


ベストバウトは前評判通り、序盤のクシャトリヤ VS スタークジェガンだったと思いますが、終盤のインドストリアル7内での戦闘もかなりの見応えがありました。


ストーリー構成については、流石に小説2巻分の内容を60分弱に詰め込むのにはだいぶ無理があったようで、正直、物語が破綻しないギリギリのラインだった気がします。
そんな中でロンド・ベル/エコーズ側の描写をバッサリカットしたのは、お見事。
お陰で、連邦が何やら暗躍しているっていう雰囲気がグッと高まって、終盤の展開の緊迫感は、原作を知っている身としてもなかなかのモノでしたし。
まあ、リディには最後に一言二言くらい喋らせてやっても良かったような(笑


ただやっぱり、原作も知らない、UC系ガンダムのお約束的な基礎知識も無い、っていう人の視聴はちょっと辛いかもなあ、という印象も。
例えば中盤で、オードリーがコロニーのセンターシャフトから落下するシーン。
あそこでバナージが必死になって慌てていた理由は、もちろん地上(コロニー外側)に向けて落下しているからという事もありますが、一番はバナージのセリフにもあった通り「もうすぐ夜明け」だった事。
コロニーって、回転運動のGで地上(外壁部)に重力を発生させているので、実はオードリーが落下していた(漂っていた)辺りは無重力に近い状態だったハズで。(だからこそ、バナージのプチモビもオードリーが地上に落ち切る前までには間に合った、と)
ただし、「もうすぐ夜明け」 = センターシャフトの太陽光パネルがONになる = オードリー焼け死ぬ という状況だったんですよね。


というわけで、個人的には、今作に関してはBD/DVDの次を待つよりも、先に原作読んでみるのがオススメかも。
2話は秋(予定)ですしねえ…
でも、逆に原作未読の人の感想も興味あるかも。
何にしても、今後も楽しみ。


ちなみに終演後に、原作の福井晴敏氏と、ダムAで連載中の漫画家、大和田秀樹氏・徳光康之氏とのトークイベント的なものが開催されたのですが、なぜかお笑いマンガ道場的な大喜利がメインという、予想以上にゆるゆる・ぐだぐだな内容でした(苦笑
とりあず福井氏発言による初出情報としては「3話でドムっぽいのが出る」って事で、3話にトリントン基地襲撃話収録ってことなのかな?
なんだか尺的に、ダカール話辺りは大幅改変されそうな気も。