コードギアス 反逆のルルーシュ 第1話

秋のロボアニメラッシュ第二弾にして本命。
とりあえず第1話は、映像的にも物語的にも、ほぼ文句無しの上々な出来。ランスロットの初陣が次回持ち越しになったのがちと残念でしたが、掴みとしては程よい情報量と王道的な物語展開で、素直に面白かったですよ。
ただやっぱり、ちょっと癇に障ったのは、妙な反米(=ブリタニア)描写についてかな。別にブリタニア人によるイレブン差別発言とか、やや生々しい虐殺描写とか、ルルーシュの「貴様らは死ね」という過激な決めセリフ(?)とかは、従来からある谷口作品のテイストとして理解出来るのですが、わざわざブリタニアなんていう架空の国設定にしときながら、作品中で「実はこの国のモデルはアメリカなんですよ」って受け取れる暗喩表現を仕込むのが、どうにも気に食わない。
この頭の悪いプロパガンダ(と思われても仕方のない表現)が、竹田ナニガシとか言う人の好みの所為なのか何なのかは分かりませんが、だったら最初から、ブリタニアなんて嘘国名じゃなくて、真っ向からアメリカって国名にしとけって話なんですよ。それが出来ないのならば、中途半端に「イレブン=日本」とか言わずに、初めから完全ファンタジー世界での話にしとけって事なんですよ。
ただ、先週の事前特番でも監督が「この作品はメッセージを伝えるとかそういうのじゃなくて、純粋なエンターテイメントとして作っている」と断言していたので、この辺の設定は作品のエッセンスの一つとして捉えて、深く考えない方が正解なのでしょうけど。
ナイトメアフレームは、機体サイズや運用コンセプト、ランドスピナーによる移動アクションなど、現代版AT(アーマードトルーパー)といった印象ですね。
外観だけならばコクピットの位置等、陸戦バージョンのLFOっぽくも見えますけど。