『リーンの翼』を一気に観た

遅ればせながら、禿御大誕生日記念と言う事で、5日に全話無料配信されていた「リーンの翼」の2話〜6話を一気に視聴してみました(1話については、1年近く前の初回配信時に視聴済み)。


今更ですが、これって完全にサコミズ(とオウカオー)の物語なのね。
御大本人も感じている事のようですが、本来の主役であるはずのエイサップとナナジンが、イマイチ影が薄い。いやエイサップ君も全く見せ場がないわけではないんですけど、中の人(小山力也)の演技も相まってサコミズ王の存在感の方が完全に上回っているんですな。
主役機であるナナジンも、せっかく5話終盤でアッカナナジンにバージョンアップしたのに、結局6話でもオイシイところはオウカオーが総取りで、大した活躍はしてないし。終始飛び回っていて、画面に映ってる率は高いんですけど。
作品全体としては、結構楽しめました。特に4話以降はまさしく怒濤の展開で、富野節も満載。CGによるオーラーバトラーの戦闘描写も、もの凄く派手で燃えるシーンが有ったわけではないですが、セル絵との融合も上手いし、艦隊戦も含めた集団乱戦の描写は中々の物でした。
もちろん富野作品特有の、状況説明が最低限で、登場人物が好き勝手に喋っているまとまりの無い群像劇という側面も強いので、良くも悪くもクセのある作品だとは思いますが。新約Zと比べれば、全然筋の通った脚本だったと思うし。
あと、最後がハッピーエンドっていうのも良かったですね。エピローグでの余韻がちょっと物足りなかった気もしますが、DVDだと何らかのシーン追加(or修正)されたりするのでしょうかね?
それはそうと、朗利と金本はあの後どういう扱いになったんでしょ?
東京タワーぶった斬りとか、大量虐殺犯もいいとこですけどw