『ゼロの使い魔 10』 読了

9月に9巻、10月に外伝*1、12月に10巻。相変わらずこの人はペース早いなあ。

案の定敵に捕らわれるタバサ。身分を捨ててまでそれを助けに向かおうとするサイトとルイズ。親友のために奮闘するキュルケ。満を持してのシルフィード正体バレ。コルベールとアニエスの確執の決着。と、今巻で起こった出来事を箇条書きしてみると、それはそれは素晴らしい内容のように思えるのですが、全体を通してみるとどうも淡々とイベントをこなしているだけのようでイマイチでしたね…。
ラストのバトルもあっけなくて、はっきり言って不完全燃焼。
救いはエピローグでのルイズとサイトのやり取りかな。
ちょww ルイズさん、なんか覚醒してますけど?wwww
あと、予定調和とは言え、タバサの唐突すぎるサイト惚れにも違和感を感じるのですが、これについてはあとがきの作者の言葉で全て解決しました。曰く、

主人公は登場人物のすべての女の子と恋をせねばならない、…(中略)…、ぼくの欲求の代弁でありますので、つまりは恋をしながら書いていますので、そうならざるを得ない。

感動したっ!

*1:これは携帯配信していた短編をまとめただけで、書き下ろし無しだったけど